神戸の食パン

『明日の食パン』芦屋本店のメニューは食パン1種類の直球勝負です。

『明日の食パン』は芦屋に本店がある新進の食パン専門店です。

『明日の食パン』は2019年1月、芦屋に誕生したできたてホヤホヤの食パン専門店です。

場所はJR芦屋駅から南へ徒歩5分ほど。

国道2号線に面した立地で、その界隈において一際目立つお洒落な店構えをしています。

知らずに通ると、まさかパン屋さんだとは思わないかもしれません。

芦屋には「Panya芦屋」とか、「乃が美(のがみ)」とかの有名な食パン専門店が出店しており、そんな「食パン激戦区」に新規参入した『明日の食パン』についてご紹介します。

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『明日の食パン』の食パンは無添加です。

『明日の食パン』のコンセプトとして、無添加の「ホンモノの食パン」という言葉が、公式サイトに記載してあります。

それは一体どういう意味なのでしょうか。

◆具体的には

  1. 合成保存料
  2. 合成着色料
  3. 安定剤
  4. イーストフード
  5. 乳化剤
  6. 香料

以上が全て無添加ということです。

『明日の食パン』の物づくりの基本には、「素材が持っている力を活かしながら本当に美味しいものを作り、食べる。」ということがあります。

◆それを具現化する手段として

  1. 国産バターを100%使用し、手間のかかる湯だね製法による生地づくり。
  2. そして牛乳とマスカルポーネチーズや牛乳をふんだんに使ったコクだしや、蜂蜜の使用で、自然な甘みをプラスした味の演出。
  3. そしてトーストしたときを考えて、ちょうどいい香ばしさ、サクッとした食感を生み出す。

これら考え方や方法で、毎日の朝食に無くてはならない存在を目指しているように思います。

『明日の食パン』では食パン1本売りです。

『明日の食パン』の芦屋本店は間口の広い店舗で、中に一歩入ると目に飛び込んでくるのは、きれいな白木で幾何学的に組まれたパン棚です。

このパン棚に整然と食パンが1本、1本並べられています。

並べられるというより、展示してある、と言った方が正確かもしれません。

和のテイストの内装が凛とした雰囲気を演出し、その空間を構成する重要なピースとして1本まるごとの食パンがとても映えるように計算されているような気がします。

「MU kodomo」と名付けられた食パンは1本1,000円です。

ただし1本の大きさが結構大きく、2斤サイズ程度あるので、他の食パンと値段だけ比べても一概に高いとは言えません。(1.5斤で850円というお店もありますから。)

ちなみにパンのサイズでよく使う「斤」(きん)という単位は、どれぐらいの大きさなのかご存知でしょうか?

斤とは尺貫法の単位で重さを表しています。

正式な1斤の重量は600gです。

パン業界では便宜上、重量は340グラムから約500グラム程度で、大きさは約12.5cm四方のものを1斤の基準としています。食パンにのみ通用する、暗黙の了解的な単位と言えるでしょう。

また、何が基準になって6枚切りや5枚切りと呼ばれる厚さにしてあるのか意外と知られていないようです。

これは1斤(12.5cm四方)を6等分したものを6枚切りというようにパン業界で統一されています。

6枚切りは19mm、5枚切りは23mm、4枚切りは28mmというように厚みもほぼ統一されています。

たまに1斤のことを1食という人もいますが、それでも何となく通じてしまうのが面白いところですね。

話は戻りますが、『明日の食パン』は1本約2斤分の大きさで販売されています。

1本単位でスライスせずに売ってもらった方がありがたい理由は、自分の好きな厚さにカットできることです。

私は美味しい食パンを食べるとき、カロリー摂取についてはあまり気にせず、特盛的に分厚くカットし、美味しいバターをたっぷりつけていただきます。

そのため、既存のパン屋さんでよく見る最大分厚いサイズが4枚切りだと思いますが、その倍ぐらいの分厚さできることができるからです。

なんかそれだけで自分仕様の小さな贅沢感を味わえます。

また、分厚く切るために1本(2斤)という単位であっても、家族3~4人で食べたら2日と持ちませんから、ちょうどいいサイズ感ともいえるのです。

なにわともあれ、せっかく『明日の食パン』のような美味しい食パンを買ったのなら、ぜひ超厚切りで食べることをオススメします。

『明日の食パン』のオススメな食べ方

美味しい食べ方というのは、前項で書きましたように、超厚切りトーストなのですが、それ以外に私が好きな食べ方をご紹介します。

パンの厚さはお好みによりますが、私は4枚切りぐらいの厚さにします。

そのパンをフライパンで焼きます。

テフロン加工のフライパンでしたら油をひかずに、パンのウラオモテを万遍なく焦げ目が軽くつくまで焼きます。

頃合いを見計らってバターを投入します。

ジューっとすぐに溶けると思いますが、その溶けきらないうちにパンを上に乗せて全体的に塗りこむようにフライパンを動かします。

続けて裏面も同じくバターを投下してパンと絡めます。

この作業、少し手早くやらないとすぐに焦げ付いてしまうので注意が必要です。

こうして焼き上がった「フライパントースト食パン」に軽くガーリックパウダーを振りかけて、その後、並行して作っておいた半熟仕上げのハムエッグの乗っけます。

直接パンにかぶりついてもいいのですが、食べにくいと思うので、お皿に盛って、ナイフとフォークを使って食べるのがいいと思います。

味は、バターが染み込んだパンがフライパンで焼かれたせいで、独特の風味を醸し出し、半熟の黄身と絡まるとちょうどいい塩加減になり、食が進みます。

ゆったりと時間のある週末の朝食にぜひオススメします。

『明日の食パン』のある芦屋

芦屋は関西の富裕層が住む超高級住宅地として全国的に有名です。

芦屋マダムなんていう呼ばれ方もあるぐらい、エリアとしての高級感は関西では比べる場所がありません。

しかし、見どころは?というと、『明日の食パン』を買いに出かけたついでにちょっとどこかというスポットがあまり思いつきません。

基本的にはガチャガチャした繁華街というものがありませんが、海と山に挟まれた細長い地形のため、阪急電車の芦屋川駅から歩けばすぐに六甲山の登山口があり、週末には多くのハイカーが訪れるポイントです。

また、その他オススメできるとしたら、芦屋川で満開に咲き誇る桜のシーズンでのおでかけでしょうか。

芦屋川は芦屋市のほぼ真ん中を南北に流れる河川で、その下流(阪急芦屋川付近から海岸)においては、両岸に桜の木が大量に植えてあり、それらが満開の風景は空の青と山の緑と桜のピンクが入り交ざった、自然の絵画のように美しく、私たちの目を楽しませてくれます。

パンを買ったその足で、ブラブラ散策するのはとてもオススメです。

『明日の食パン』のまとめ

  1. 『明日の食パン』はJR芦屋駅から南へ徒歩5分足らずの場所にあります。
  2. 『明日の食パン』の食パンは、誰もが安心して食べられるように無添加でできています。
  3. 『明日の食パン』の食パンは1本単位(2斤程度の大きさ)での販売です。
  4. 4枚切りより分厚い超厚切りで食べるのがオススメです。
  5. 桜の季節は『明日の食パン』帰りに芦屋川沿いの散策がオススメです。

場所:芦屋市上宮川町3-4
電話:0797-25-0678

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