『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』はさんちかにあります

神戸三宮の地下に広がるショッピングゾーン「さんちか」。
『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』神戸本店は、神戸で古くから中心的な商業施設として賑わっている、さんちかの南端にあります。
このお店ではパンをテイクアウトで販売しているだけではなく、イートインできるスペースが広く、れっきとしたパンレストランの様相です。
常時100種類以上のパンが並び、50席のカフェスペース。
カフェでは、オムレツサンドが不動の人気商品で、ランチの時間になると平日でも周辺のOLさんたちが大勢いて、連日にぎわっています。
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『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』のプレーンな食パンは2種類

まず、基本になる食パンですが、これは山食と角食の2種類があります。
山食は目が粗めで、トーストしたときにサクッと歯触りのいい食感が特徴です。
角食はきめ細かな焼き上がり。トーストなしでも美味しく食べられるフンワリ食感が特徴です。
『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』がこだわる自家製天然酵母は、ライ麦と麦芽糖を天然水で起こし、長時間発酵させ、さらに水分と小麦粉を加え続けることによってできる自然発酵種だそうです。
この自家製天然酵母を使用することにより、雑実を取り除くだけでなく、小麦本来の香りを最大限引き出し、より深い味わいにつながるそう。
また、風味に食感ともに変わらぬおいしさを保つこともこの酵母の特徴と言われています。
噛むほどに小麦の甘さと風味が口いっぱいに広がり、シチューや肉料理とよく合うということです。
確かにパン単体で食べるというよりも、デミグラスソースがたっぷりかかったハンバーグなどのお供にぴったりな印象があります。
あと、パスタと一緒に食べてもいいと思います。
『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』は、ひと工夫された食パンが美味しい。

石窯アルペンブロートとネーミングされたシリーズで、写真は左から「レーズン」、「穴あきチーズ」、「くるみ」です。
このシリーズでの私のイチオシは「穴あきチーズ」です。

コクのあるチーズがたっぷりと生地に練りこまれていますから、焼き上がりはパンに渦巻き状に穴が開いたようになります。
これはチーズが溶けてできた穴ですから、当然、その周囲にはたっぷりチーズの香りや旨みが染み込んでいます。
チーズはパンの内側だけにとどまらず耳の部分も含めた、パン全体を包み込むように、焼き上がっているのです。
もうこれはチーズの入った食パンではなく、チーズでできたパンと言うべき商品です。
お店では、だいたい焼き立てが袋の封をせず陳列棚に並んでいます。
なぜ焼き立てなのかと言いますと、商品が並ぶと同時にすぐに売れていくからです。
しばらくすると売り切れて棚からなくなるので、次に買う人は、必然的に焼き立てを手に入れることができるということです。
さて、おすすめの食べ方ですが、まずは普通にトーストしてバターを塗って食べます。
トーストするとチーズが再び柔らかくなり、空洞になった部分にバターが絡んで、サクッと一口食べるたびに、上質で芳醇な乳製品の風味がお口いっぱいに広がります。
次に、洋食のお供として食べることをオススメします。
例えばお肉をトロトロに煮込んだビーフシチュー、デミグラスソースで煮込んだハンバーグ、熱々のロールキャベツ、タマゴをふんだんにつかった半熟のオムレツ、そして家カレー。
要するにコッテリ目の洋食おかずのお供にぴったりということなんです。
どの料理でも、ソースにパンを漬けることができます。
石窯アルペンブロートを買ったなら、是非、ビーフシチューにパンをちぎって浸して食べてみてください!
イートインのカフェスペースではこれがイチオシ!

陳列棚に並んでいる焼き立てのパンをイートインできるカフェスペースも併設されています。
食パンを買うついでに、あれこれ目が移って、どのパンも食べたくたってしまいがちなのですが、イートインするならのメニューがあります。
それは、フワフワの『ふんわりオムレツのミックスサンド』です。
これはもう、タマゴ好きにはたまらない厚焼きのオムレツがドーンとパンとパンの間に鎮座する、見た目からして垂涎のメニューです。
オムレツぐらい家でもできそうな感じもするのですが、そこはやはりプロの料理人さんが作るオムレツです。
絶妙の焼き加減で、プルプルした食感を保ちつつ、掴んだだけでは潰れてしまわない微妙な質感に仕上げてあります。
もちろんパンとの相性もよく、一口で約半分食べ、もう一口で食べきります。
タマゴとパンの絶妙のハーモニーです。
ボリュームもたっぷりありますので、男性でもこれだけで十分にランチとして事足りると思います。
ぜひ一度、お試しいただいたらいいと思います。
神戸市役所周辺でことりっぷ

ところで、少し話はそれますが、『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』の南側一帯には神戸市役所の建物群が並びます。
地下からも地上からでも歩いて行けますが、その市庁舎群を通り越してさらに南へせいぜい約5分も歩けば、緑が生い茂る広場に行き当たります。
ここは古くから神戸市民が憩いの場として利用してきた「東遊園地」です。
遊園地といっても遊具があるわけではなく、木立ちに囲まれた公園で、芝生の広場があったり、アート作品が展示されていたりで、気候のいい時期はゆったり散策するにはもってこいの場所です。
最近ではだいたい毎週土曜の朝に『EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET』というイベントが開催されます。
「EATLOCALKOBE」という取組は、神戸の「農水産物」や「食」を次の6つの視点から、分かりやすく消費者に伝え、新しいコミュニケーションを創り出すプラットフォームです。
神戸市内で生産されている季節の食材を紹介し、誰がつくっているのか、どこで買えるのかというわかりやすい情報を発信し、市民、生産者、レストランのシェフなどの多くの皆様と一緒に神戸の地産地消をすすめていくプロジェクトとして、展開されています。
『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』からも徒歩ですぐに行けるので、せっかくでしたらちょっと覗いてみることをオススメします。
『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』まとめ
- 『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』の食パンはバリエーション豊富です。
- 石窯アルペンブロートのシリーズが人気です。
- 特に「穴あきチーズ」がオススメです。
- 『ブレッドダイニングgüte(グーテ)』の近くには「東遊園地」があって、ゆったり散策するにはいい場所です。
- 東遊園地で開催されるイベント『EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET』もおすすめです。
住所:神戸市中央区三宮町1-10-1 さんちか
電話:078-391-3484